より具体的なイメージをするコツ
今回は、具体的なイメージをするコツをご紹介します。
「みかん」を1個用意して下さい。なければ、リンゴでも柿でも梨でもイチゴでも何でも結構です。
まず最初に目を閉じて、みかんを用意してから食べた所まで想像してみて下さい。
想像してみて、どうでしたか?
みかんの甘酸っぱさまで感じる事が出来たでしょうか。
さて、ここからが本題です。
手元にみかんを置き、観察します。
色は何色でしょうか?先入観で「みかんはオレンジ色」と思っている人はその考えを忘れて色を観察して下さい。
形はどんな形でしょうか?先入観で「みかんは丸い」と思っている人はその考えを忘れて形を観察して下さい。
次に、みかんを手に持ってみましょう。
手にあたるみかんの皮の温度、湿り気、手触りをじっくり観察して下さい。
皮膚にあたる感覚をじっくり味わってください。
手に持ったみかんの重さを観察して下さい。
何グラムと考えるのではなく手にかかるみかんの重みを感覚で捉えて下さい。
手に持ったみかんの「手で触った形」を感じてください。
実際に見て観察した時と手で触った形の違いを肌で感じて下さい。
みかんを顔に近づけて、その匂いをかいで下さい。
皮をむいていない状態のみかんは、思ったほど「柑橘系」の匂いがしない事に気付くでしょう。
次に、皮をむいてまたじっくり観察をします。すぐに食べないで下さい。(^^)
みかんの皮をむく時、指に伝わる抵抗や振動を感じて下さい。
みかんの皮をむいた時の、かすかな音を感じてください。
皮をむく前とむいた後の匂いの違いを感じてください。
みかんの皮の内側はどうなっていますか?
みかんの「すじ」はどこにどんな風についていますか?
みかんの小袋はどんな形をしていますか?
みかんの房は何個ありますか?
房の大きさに違いはありますか?
じっくり観察したら、食べて下さい。
匂いはどうですか?皮をむく前、むいた後とどう違いますか?
みずみずしさはどうですか?
薄皮をむいた果肉の色はどんな色ですか?
温度はぬるいですか、冷たいですか?
甘いですか?すっぱいですか?水っぽいですか?
みかんを用意してからじっくり観察を続けたので食べる迄に時間がかかった事でしょう。
これは、視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚の五感を全て使っての観察でした。
まだ終わりません。
次に、目を閉じてください。
今行った、みかんを用意して観察をはじめた所から食べ終わった所まで
なるべく細かく思い出してみて下さい。
最初に見たみかんの色・形、手に持った感覚、みかんの匂い、皮をむいた時指に伝わった感覚、皮をむいた時の色形、すじのつき方、房の数、薄皮をむいた時の果肉の色、匂い、食べた時の温度や味など。
これらを時間をかけてなぞるように思い出してみてください。
この時、匂いや手の感覚など思い出しにくいものに関しては特にじっくりと思い出しましょう。
手にみかんを乗せた時の重さをじっくり思い出すと、何となく手にムズムズ感を感じるかも知れません。
一連の動作を思い出す作業が出来たならば、今度は再度目を閉じて、みかんを用意してから食べた所まで想像してみて下さい。
最初に「目を閉じて、みかんを用意してから食べた所まで想像してみて下さい。」と言いましたが、この時の単なる想像と、五感を使って観察したものを思い出す作業をした後との想像の違いは如何でしょうか?
きっと、随分違っていたと思います。
画家は普段から「色」を意識しています。
ミュージシャンは普段から「音」を意識しています。
料理人は普段から「味」を意識しています。
それは、自分の分野でより良いものを求める意識から来ています。
そして、意識すればするほどその感覚は研ぎ澄まされていきます。
私達の日常でも、五感を総動員させて物事を感じとるように心がければ、より具体的な想像、つまり「イメージ」が出来るようになります。
それは、潜在能力開発と願望達成のイメージワークにより良い結果をもたらす事でしょう。
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