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透視リーディング Archive
【事例】娘の非行と反発が治った
中学生の娘が非行に走り、手が付けられなくて困っていると言う女性からの相談がありました。
その時、娘さん本人の情報がありませんでしたので、お母さん本人の事を透視リーディングした上で、本人を連れてきて欲しいとお願いしました。
その後、嫌がる娘さんを騙し騙し連れ出し、今度は一緒に来られました。
その時に、娘さんは怪訝な表情で話をする気は一切ありませんでした。
彼女のエネルギーから「親の高望みがプレッシャーとなっている事、自分勝手な父親に対して嫌悪感を抱いている事、本当は純真な性格である事、素直でありたいと思いつつそれが出来ずについ反発してしまう事」を感じるままにお話しました。
最初は反発していた彼女でしたが、時間をかけて本来の性格を引き出してあげる事が出来たと感じました。
数日後、お母さんから電話がかかってきました。
「一翠先生の所から帰った後、あんなに反発していた態度が柔軟になり少しずつ更正しています。これも一翠先生のお陰です。ありがとうございます。」とお話されました。
私はその時、「更正したのは本人が気付いたからです。私はその気付きをアドバイスしただけですよ。」とお答えしました。
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意思の疎通
このコラムはメルマガで反響のあった意思の疎通についてのお話です。(メールマガジン掲載内容を編集しています)
意思の疎通
ちょっと前の話ですが、電車で移動中にこんな事がありました。
10代後半の発達障害(恐らく自閉症)らしき男の子が「ウー」「アー」とはしゃぎながら車両の中をうろうろしていました。
つり革にぶら下がったり、窓の外を見て声を上げたりしていたのですが、私をみつけるなり走って近づいてきました。
隣にドスンと座り、私に顔を近づけました。
その距離10センチ程度。
一緒にいたよいこさんがかなり驚いていましたが、彼は全く構わずに、私の顔を覗き込みながら「アーアー」「アウー」と話し出しました。
聞こえてくる言葉自体は、意味のない音の連なりでしかありません。
しかし、イメージとして伝わる内容は、はっきりと解りました。
自分はしっかり喋っているのに相手が理解しない。
バカにするからくやしい。
何でもすぐに忘れるから人にたずねるんだ。
お金がいくらなのか、どの駅で降りればいいのかとか。
でも、聞いても誰も教えてくれない。
どうしても解らなくてたずねても、誰も教えてくれないしバカにする。
なんで?
きっと他から見ると不思議な光景だったかも知れません。
必要以上に近い距離でこんな会話を交わしていたのですから。(^_^;)
「アーアー、アウー」
「君はバカじゃないよ。普通だよ。」
「アウー、アー」
「それはね、多くの人が君の言葉が解らないからだよ。」
「ヴー」
「だからといって皆が君をバカにしているんじゃないんだよ。」
「アーアー」
「そうだね。嫌な人もいるよね、でも、みんなそうじゃないでしょ?」
「アウー」
彼は、自分の意思が通じた事がとても嬉しかったようで上機嫌になり、自分の趣味の話やどこの駅で降りるという事も教えてくれました。
「次の駅で降りるんでしょ?」
と私が言うと、ニコニコしながら隣の車両へ走っていきました。
気にして見ていると、駅についたらちゃんと改札口への階段に近いドアから降りていました。
彼は自分の意志や言葉を人に伝えたいと強く思っていました。
その気持ちはとても純粋でストレートでした。
強いイメージを相手に送る事が出来、またそのイメージを理解しそうな相手を見極める力を彼は持っていました。
それは、皮肉な事に言葉が喋れないからこそだったのです。
今、この話をご紹介していて、人類が言葉を持つ前はこんな感じで意思の疎通をはかっていたのかなとあらためて思いました。
意思の疎通・第2弾
前回の「意志の疎通」はとても反響がありました。
その中で、こんなお問い合わせを頂きました。
「病人で意識のない人や植物状態になった人はどうなんでしょうか」
と言う事で、意志の疎通・第2弾です。
以前、話の流れで知人の友人のお見舞いに伺った事があります。
病室に着くと知人がベッドの奥に座っていました。
その方を見ると意識がなく、ひと目で長くないと言う事が解りました。
知人が、その方についての事をいろいろ話し出しました。
「この人、長い事苦しんどったけど、長く」
と言う言葉が出た時に、「シー」と言うゼスチャーをして慌てて話をさえぎりました。
「この人、全部解ってるよ。」
「意識がないのに、そんなバカな話あらすか。(名古屋弁)」
「いや、全部解ってる。自分から話が出来ないだけで全部聞こえて理解してるから。
ね、○○さん。今まで大変だったね。苦しかったね。でも、元気になるために頑張ろうね。きっと元気になるよ。」
と、ゆっくり話しかけました。
すると、その方は意識がないはずなのにうっすらと涙をにじませていました。
そしてほんの少し、ゆっくりうなづいたのです。
錯覚かと思えるほどの微妙な動きでしたが、それを見た知人は
「○○さん!動けへんのに!!」
と信じられない顔をして驚いてました。
この方は、自分の命の火が消えようとしている事を知りませんでした。
痛くても辛くても必死に生きようとする気持ちが伝わってきましたので頑張ってと励ましました。
もし、みなさんも同じような状況に遭遇した時には病床にいる方に、普段と同じように話しかけてあげてくださいね。
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